桜の風が髪を揺らした頃
ため息ひとつ隠せない ひとりの帰り道
私の夢が行き先をなくした夜に
「大丈夫だ」ってつよがり 心を塞いでく
聴いて 聴いてよ お月様 涙こらえ見上げる
滲む日々の果ての果て キミは現れた
ひらり花雪の唄を背負う御伽ノ国ノ姫
無邪気に舞う袖が降らす花 数多(あまた)の軌跡
差し出されたその手のひらに アノ日ノ夢ノ調べ
願い重ねる 永久(とわ)に続け 続け
明日のことは誰にも分からないね
それぞれの思い描く 未来へ続く道
私の好きな表情(かお)で話すキミの中
同じ期待と不安で 季節は移りゆく
それはきっと他の人に 言えない 見せたくないの
お手を拝借 此度(このたび)は私が支えるよ
ふたり花雪と舞い遊べや御伽ノ国ノ姫
やがて来る雪融けの春はもう遠くない
つなぐ手のひらは ほら熱い あの日の夢のままで
笑顔並べる キミと私 そして花よ
嗚呼 また迷いの風吹き抜けて 離ればなれでも
ひら ひら ひら 交わした合言葉は
「花や、またね。」
いつも聴こえてくる ここで
ひらり花雪の唄を背負う御伽ノ国ノ姫
無邪気に舞う袖が降らす花 数多(あまた)の奇跡
差し出されたその手のひらから始まる物語
願い重ねる 永久(とわ)に続け 続け 響け
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