はらりひらり扇が舞い 落ち葉色に織る錦
紅葉きれい ああもみじ饅頭が食べたいわ
赤とんぼは曼珠沙華と内緒話 今宵は十五夜
夕焼けのち月は昇る 月見団子のように
天高くおとめ肥ゆる秋かな 耳を澄ませば鈴の音が鳴く
長い夜には読書をしながら1ページごとに栗羊羹
実り実らせ魅惑の秋かな 季節のせいにしちゃいましょ
うあれもこれも声を揃えてほら「召し上がれ■」
って囁 いたから
こっくり深い帯締めの色で今を愉しむの
ほっくり甘いお芋や栗も今を愉しむの
黄金色の蝶々たちが世界を染めるようなイチョウ
並木道を歩きながら 銀杏は茶碗蒸しね
天高くおとめ肥ゆる秋かな心澄まして彩る味覚
この気持ち思い切りキャンバスに描くなら抹茶ラテア
ート
芸術もおかわりする秋かな スポーツはちょっと遠慮し
とくわ
だれもかれもほっぺから舞う落ち葉 「美味しいね」っ
て素敵な言"",
編み上げのショートブーツで散歩
ふいに思い出に似た香り 金木犀の香り
天高くおとめ肥ゆる秋かな 耳を澄ませば鈴の音が鳴く
長い夜には読書をしながら1行ごとにかぼちゃパイ
実り実らせ魅惑の秋かな 季節のせいにしちゃいましょ
う
あれもこれも声を揃えてほら「召し上がれ■」って囁
いたから
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