触れて落ちる
まだ 熱いため息
冷え着る理由は 私だね
ただ繰り返す日々が その意味が
仮染めのお芝居なんて
そう決めつけて
ユメヲミテタ
もう、 間に合わせの白昼夢なんだ
さぁ、 ここだよ
作り込んだ化粧箱
ぎこちなく吊りあげた 紅い月
抓む衣装 染みこませた振舞
家族の好みだね
さぁ、 ここだよ
造り込んだ空間
強い輝石に馴似むように
たったひとり
同じ表情 踏みならした通学路
幾度も 抉るデジャヴ
易しさに 乘る時間
どうして、 何時からか
叫びたくなれない
ありふれて
足許に 弱く弱く耀く
あの欠片は夢、 だったのかな
あぁ背伸びして ずっと
碑が朽ちる程に
何度も何度も 瘡ねた歌
そう全てだった
好きよりも前に
その前に、 愛していた
眩しくて 切り捨てる
手後れを待っていた
思い出って決めて
ねえ それでいいの?
問いかけに いつもいつも憧憬れる
悔しいなら 泣いて魅せて
あぁ 確かめて 手を繋げ
強く強く 抱きしめ
悲喜寄せた 私がいるから
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