1,2,3,4 でわかんない
街の雑踏 僕と愛の言葉
染みついた音符を黙って掬っていく
あぁ重力感も伝わんない
気持ちはどうしようも出来ないな
ふわふわ ゆらゆら
空に溶け込んでゆくような
十秒間 内緒の苦言症
僕はどうやったってずっと一人
呼べないなぁ
そこまで臆病に変わったんだ
あぁ内証 声も飲み込んだ
君と一等級の終末理論
抑え込んだ心をただそっと指の中で
飾り物ならいらない
君の欲しがるような 隙間を埋めて
朽ち果てた心から
もっと触りたくなっちゃって
今更 嫌いな唄で耳を塞いだ
思考回路に胸が痛んだ
枯れる涙じゃ喉が渇いたって
それに逆らっちゃったんだ
桔梗の花が胸を覆った
芝居みたいな白をなぞった
過剰な嘘が喉を焦がしたって
もう遅いのになぁ
ハイファイな歌にラベンダー
閉じた八小節に僕の言葉
驕れないなぁ
そこまで嫌いたくもなくなって
あぁ 終了間際の午前中
バスに乗っかった雲は泳ぐんだ
ゆらゆら くらくら
君はもういないけどさ
肥えすぎた街は僕を笑ったまま
こんな隙間を空けて
誰かが消えてしまったって
何も変わりゃしないのにな
聞こえない。
暮れた夜空に二人踊って
開いた口の嘘を拭って
全部何かの間違いだったって
そんな訳ない筈ないや
はじけた色の花火は散って
期待だらけの手だけ残った
位相の揺れた声を探したままの夏は
もう そうだった
終わりのない旅に出たんだ
きっと二人はいつか
なんて期待しちゃって
僕だってわかってた筈だったのに
今更 ハイカラ色の唄を叫んだ
あの日の君が一人笑った
全部何かの間違いだったって
そんな訳ない筈ないよ
桔梗の花が君を覆った
芝居みたいな夜をなぞった
隠した気持ちは忘れもしないさ
ねぇ これでいいかい
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