いつの間にかの事だけど
君は僕と親しそうに口をきく
僕の何が欲しいのかは知らないが
君は僕の友達になってくれたんだね
そんなに時間はいらなかったよ
君が僕の家へ来るようになるまでに
何処の誰カサンから聞いたのかは知らないが
心の中にまで土足で ハイ失礼ってね
僕はまだまだ時間がいるんだよ
君の事知ってるなんて言うのもつらい
信じてますなんてとても言えないよ
言えなくなったのは、いつからかまでも忘れちまった
♪
やさしそうな顔をして近づいて来て
手でも握って僕らは仲良しさ
やるせない位の勇気を出して
今度はどこで逢おうよなどと言ったりしてる
それ程気にしないでもいいんだよね
僕は迷惑だなんて言わないし
君は気持のいい人なんだから
そうだ、そこまで考える必要もないよね
外は毎日砂嵐で歩きにくい
口の中がザラザラで、のどもカラカラ
そんな時でも君は逢いに来てくれる
僕はカッコつけてピエロになってやるさ
♪
面倒臭がり屋の僕なのに
どうしてなんだろう、 やりきれないな
君は僕の事とても詳しく知ってるんだね
今日もまたボブ・ディランの話かい、やだね
思いがけないめぐりあわせでもないし
ただ、僕に逢いに来た時の君は
変に親切で面白い男だなと思ったし
それが今日まで友達同志とはお笑いだ
僕はその日が来るような気がする
もうゴメンだ、もうとてもじゃない
これで終りにしようとどちらが言い出すか
そう、僕は君に言ってもらえると気が楽だね
♪
今日から僕は家にいる事にしよう
タバコの煙でもながめていよう
街は相変らずの祭ばやし
サヨナラ、君はもう背中を向けなさい
あゝ頭の中に何ていっぱいのドラマが
皆が皆、主人公におさまっててね
もうそれも今日かぎりにしよう
サヨナラ、君の親切が今消えた
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