今は何時なんだっけ
ここ何処なんだっけ
もう目が覚めてしまう事が恐ろしい
全て忘れてしまっている
手元にはノートだけ
ああ、パッパッパッと浮かんでくる
音は鳥と鎮む寂しい僕が
♪
また知らなかった「私」を
ここに溜め込んでいる
馬鹿みたいだ
記憶が無くなる度書いたストレージ
いつか来るお別れに気づけない
今は何時なんだっけ
ここ何処なんだっけ
もう目が覚めてしまう事が恐ろしい
全て忘れてしまっている
手元にはノートだけ
ああパッパッパッと浮かんでくる
「お」と「わ」と「り」と沈む寂しい僕が
頭の中ぐるぐるまわる
変えられないもんほどまわる
覗き込んだノートはきっと形見
「僕は美しいものなんて要らない
嘘になってしまった言葉
心、覚えず冀求は続く」
20ページ目の僕が記していた
ただ徒然に漂っていた
強くある事に弱っていた
縛っていた僕の思いや、
ふっと顔を出す
醜さを映す鏡のようだった
♪
さらば、いつかの日の僕達よ
めくるたび僕は死に
遺してく喜怒哀楽
存在の証左
さあさあおいでなすった
走るノイズとペン
バイバイしなくちゃいけないなら
もうすぐに
さらば!
美しくあれていたと
代わり続けてく僕の
背を押す言葉書いた
きっと崩れている僕のイデア
縛る支えのメッセージ
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