夜明けに眠る日々はいつからだろう
窓の向こう 深い雨の音と混ざるリズム
傷も過ちも死も夢も今も
この醜い人生も娯楽、と詩にしたんだ
五線譜の上に落とした日々も
書き留めた言葉すらも棄てたんだよ
だけど違う こんな世界はまるで
色のない世界だ
ほら花に雨を そして君に歌を
どうか このまま命が終わるまで
何度 傷を抉って 消えぬ過去を呪って
それで何かが変わる気がしたんだ
音楽で世界を救うなんて無理だけど
夢に、愛に、神様になにが救える?
いつだって歌を灯せばそこに僕がいる
そうだった ただそれだけで
僕は救われていたんだ
♪
生きる残り時間とか 賞味期限とか
明日の予報 白紙の手紙も
どうでもいいや
ノートに書き殴る詞も いつもそうだ
正しいとか わかりゃしないまま
歌にしたんだ
まどかな月の夜に奏でし言葉と
甲斐無い心臓の鼓動で踊ろう
人らしく生きて 然うしてくたばる
それで満たされるの?
ほら花に雨を そして君に歌を
どうか このまま命が終わるまで
何度 生きてみたって
同じ道を辿って
僕はまだ見ぬ明日に夢見てしまうんだろう
♪
自分を騙し大人になるなら一生僕は子供でいい
でも時には歩みを止めて少し泣いてもいいかな
ほら花に雨を そして君に歌を
どうか このまま命が終わるまで
何度 傷を抉って 消えぬ過去を呪って
それで何かが変わる気がしたんだ
いま夜に明けを その心に愛を
そうだ 人はそうして生きていくんだ
紡いだ言葉も 奏でる旋律も
何もかも伝えるには足りないよな
音楽で世界を救うなんて
馬鹿みたいな夢に夢見ていたのはどこのどいつだ
運命も明日も終わりも僕らは知らない
もういっそ
壊れるくらい命を奏で唄う
花に雨を 君に歌を
褪せた夢に僕らの色をつけよう
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