赤い飛沫と横たわる私の事を
黒い一つ眼の視線がずっと捉えてる
写撃音の度切り取った私の事を
青い鳥が攫って放つ群衆の空
♪
それで宜しいの? 餌に成り下がる他人に
増える観衆を賛美だとか言っちゃって
ロクでもないわね
「何か良い事はないかな?」
起こる度にほらまた何かが死んでゆく
置き去りにされた私の声も その背には届かない
それでも奪い去って拡げ散らしてって
満たしたいだけの行為で
傷を作る心に気付けない
それらを恨みだしたって戻らないんだって
また向けられたソレがさ
たまに銃口に見えるの
♪
見える分でいいから全て持ってってよ
なるべく大きな声で確かめ合ってよ
分かり合えぬならそれは悲しい事よね
なるべく多くの目で私を見ていてよ
肥大する利己的な心の良く写る角度だけ
♪
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ ちっと通して下しゃんせ
流行りゃんせ回りゃんせ
人気の為に何をする?
辿り着いても帰れない
戻らない それでも
それでも奪い去って拡げ散らしてって
満たしたいだけの行為が
帰れぬ人を生み出していくの
それでは私だって貴方にだって
根付いてたその感情が
たまに銃口に見えるの
その音が響いているの
Ah, la-la
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