絡め取られる 罪の意識
黒く汚れ愛情を濁す
つめ先から感じたくちなしに
色を滲ませていく
こぼれ落ちた藍色 拭う指先に哀
今ボクを君だけのものにして
汲み取られた透明 深い憎悪満たして
蝕んでく
管を流れる 鈍色の血が
溶けこんでく それがボクの罰
唇から溢れる 嘘の愛
君が茨の檻に捕らえた
拾い上げた群青 筆先に伝う哀
今ボクを君から切り離す
汲み上げられた泥で 君がいた情景を
塗りつぶした
消したくて
めちゃくちゃに
侵食するボクを描いて