Brand new 始まりの合図
自分で切り開くスタンス
立ち位置決めろ
自分の場所見つけろ そして確保
上ばかり見上げて追いつこうとしてないだろ
新たなものも見つからないんだ
だから似たり寄ったり
自分を生み出せ 新たな野望
時に願望 時に欲望が必要
何でもヒップホップだけに
言っておけるほどじゃないほど
地道な道を通ってこそ
光の入る道が生まれるはずだから
堂々背を向けず立ってろ
堂々前を向いて歩いてろ
Brand new
まだ陽は昇らず数々のアルバム開く
イラつく気持ち わりー走る虫唾
一途にひたすら思い続けた道
位置取り 常に現場で得た
プラス マイナス回すネジ
うまく使い分ける 沸かすこの場
まるで職人芸 嘲笑うか?
オリジナル掴み取る
必ず小っ恥ずかしい赤っ恥の安売り
行き過ぎも満更馬鹿じゃなかったみたいだな
栄光うける彼らの影響
謙虚な姿勢で少々 盗み聞きもよし
だが自己流はめ込む 拘る 自分の世界に
決して鵜呑み お揃いの湯飲み茶碗
口付ける位置まで同じ図星
だせー だせー
なぜ瓜二つみたく悉くコピーのみ
ふしだらな なんてザマ
貴様 いかがわしい神様
祈りな 以心伝心
E.G.G.Manのみぞ知る脳みそに聞いてみよう
Yo! そこの坊主何と申す
蒙古斑は取れたか? 青臭い青二才
時代は正に次世代への化物へ送る期待
Brand new 始まりの合図
Brand new, brand new
右と左のターンテーブルの間の
快感に身を委ねるランデブー
規則的に繰り返す排卵に合わせて
毎晩吐き出す大胆な億千万の言葉のシャワー
辿り着いた選ばれし言霊
オメデタ
神が授けた新たな命が今、下っ腹を蹴った
けたたましい産声上げた名無しの双子の魂
1人目がライム 2人目がフロウと名付け
手なずけ 祝福の嵐
野ざらし 雨ざらしの中
裸足丸出しで逞しく育った
産みの苦しみ この身に染み
しみじみしてる間に
怠慢な誘拐犯が出す脅迫状
苦しまずして成り上がる小悪党と
格闘すれば楽勝で白状する
隠れ家にて身柄を確保
また下っ腹が痛み出す 涙流しながら白み出す
空見ながら生み出すBrand new
次のBrand new
Brand new 始まりの合図
はい注目だ 万国のプロレタリアート
持たざる者達が生み出すアート
いつか世間をあっと言わす
企みはいつもゼロからスタート
クズの山からディグるお宝
何しろ安くてお手軽だから
韻とビートが織り成す絵画
こいつは見た目より深い世界だ
俺の機材は白い紙とペン
選び抜いた言葉しか認めんぞ
しかと見とけ ブーツはTimberland
しかける火の気 さながらチェ･ゲバラ
または黄色いフィデル･カストロ
地下深く同志が動き出す頃
武士の士と書く S.H.I.と郎
とにかく物議を醸し出すだろう
若い身空で疲れた会話
はびこる巷 どうかしちまった
斜に構えたその態度
つまりテメエだけが利口なつもり
手垢ついた愚痴まだ聞きたくねえ
Brand new この文化大革命
耳から老ける今の子供に捧げよう
心の叫びとともに
Brand new 始まりの合図
Brand new, brand new
濃霧が立ち 迷いこむ樹海
同じ場所また巡回
漂う不安汲みとる柄杓握り
壊れた方位磁石
彷徨う獣道 インチキ仙人 善人面で笑う
姿なき語る声 囁く小声 塞げ耳
樹海の奥に脱ぎ捨てた抜け殻
真新しい体 新たなる野望
無限号の画布にくまなく書くイメージ
めくり1ページ宿る世界
Brand new 始まりの合図
Brand new 始まりの合図
背を向けず 現実 今を通し映しだす鏡
自分に問う よう姿
水面照らす光のように屈折した心は
いつか見付け出す
始めの1ページ 捲れ 自分なりのステージ
Brand new 必ず陽は昇る